タブレット端末で業務効率化

2020.01.12

いつも弊社のホームページをご覧いただきありがとうございます。
今回は、弊社が業務に取り入れました【I Pad】端末のご紹介をさせていただきます。

　平成の時代でインターネットやSNSなどが当たり前になり、スマホの普及で情報を共有できる量も、スピードも格段に上がりました。
　これらを乗務員のサポートに使い、業務指示の簡略化や、経験が浅い乗務員の正確さを高めれば、生産性を上げられるのではないかと考えました。

　そこで弊社では、１年以上前から【I Pad】を業務効率化と安定化に活用しております、令和の時代変化に即した展望と合わせてご覧いただければ幸いです。

情報の量と質が向上
【I Pad】を導入して、まず配送マニュアルをクラウド上にデータベース化しました。
このデータは【I Pad】から閲覧できますし、納品の手順等に変更があった場合には、データを更新することで、素早く最新の情報を全社員と共有できますから、通常担当の乗務員以外にも、常に正確な手順で配送を指示でます。
これらで乗務員が迷うことなく配送に集中でき、負担と不安の軽減になりました。

情報伝達と共有スピードの向上
以前は、乗務員との連絡を携帯電話の通話やメールで行っていましたが、大画面の【I Pad】を使うことで、配送指示のFAXを写真にしてそのまま送信できるようになりました。メッセージや写真でやり取りをするので、口頭よりも短時間で伝えられるうえに、乗務員は内容を詳細まで確認できる様になりました。
　なお、停車時に【I Pad】を操作していますので、結果的に昨今話題の「ながら運転」の対策にも有効です。
　乗務員も写真や動画を使う様になり、現場状況の説明が簡素化しました。問題が発生した場合の解決が早くなった事で、心にゆとりを持った運行にも繋がっています。
上記のメッセージのやり取りでは、皆様ご存知の“LINE”の様なアプリを使っていますので、全社員一括の周知や、荷主様専用のグループ設定などで、細かくスピーディーに周知や共有が可能となっています。

上記の様に、ITを使った最新システムを導入した目的ですが、
働き方改革の号令のもと、労働環境の大きな見直しを全ての企業が課せられました。
長時間労働が常態化している運送業界では、労働時間の短縮が切迫した課題で、以前から多くの改善を行いました。
　その半面ではインターネット取引による荷物の増加が続いています。
弊社でもEC物流部門を擁しており、その相反する問題を解決していくために、ITを取り入れ、全社員のスキル向上と、お客様のニーズへの対応力の強化に注力しました。

今後さらなる効率化に向けて、弊社では配送ルートの選定にAIの導入を決定。
乗務員への過負荷を防ぎつつ『安全で確実な配送システム』を主軸とした、
業務効率化の先にある『生産性の向上』までを、一体にして提案できる企業になれば、弊社の社員はもちろん、関係各社の皆様と共に“実りのある未来”へと進むことができると信じて、邁進していく所存です。